Desktop Magazine asobist.com

  http://www.asobist.com/

  『Big UP』 のコーナーで紹介されました。(2008年1月)



パトワ語(ジャマイカ)では「ビゴップ」と発音するそうです。そのまま「成り上がってやる!」「宣伝させてくれ!」の意に使われたり、時には「オマエ、最高!」のニュアンスでかけ声や、「ありがとう!」のあいさつとして用いられたり…。
クリエーター、事業家、企業家。まさに「Big Up」気分の真っただ中で張り切っている「若手」さんへエールをこめてBig Up!!


Vol.2
ほし☆みつきさん ほし☆みつきさん(34歳)
あみぐるみ(毛糸で編んだぬいぐるみ)作家。地球一周旅行中に突然作家を目指して突き進み、順風満帆にキャリアを積んでいる。新しい作品を作っている時が一番楽しいという根っからのクリエイター。フランスの会社からフェルトのスリッパの制作を依頼されたこともある。今までに作った編み図はおよそ100。完成させたあみぐるみは数百を超え、書籍掲載のほか、店舗でも販売している。

ほし☆みつき のサイト
http://hoshi-mitsuki.com/


【ほし☆みつきさんに7つの質問】
Q:あみぐるみとの出会いは?
24歳の時、手芸屋さんでミッキーマウスのあみぐるみキットを見つけたのが最初です。あみぐるみのことは初めて知りましたが、子供の頃からミッキーマウスが好きだったので買いました。図書館で、編み図(あみぐるみの設計図のようなもの)の解説本を借りて作りました。

Q:あみぐるみにのめり込んだきっかけは?
1年後くらいに、地球一周の船旅に出たんです。3ヶ月もあったので、ミッキーマウスの編み図と最初とは違う毛糸を持って行きました。そうしたら、同室の女性もあみぐるみを作っている人で、あみぐるみの本を見せてくれたんです。そこで、ミッキーマウスのようなモチーフのある作品だけでなく、オリジナルのあみぐるみを作っている人もいることを知りました。

Q:突発的に「作家」として自覚しちゃった?(笑)
はい。自分があみぐるみ作家になっている映像が見えたんです。本の著者紹介のところに、自分の写真が載っているイメージが浮かびました。その場であみぐるみ作家になる宣言をして、オリジナル作品を作り始めました。まず、最初に作ったのはサッカーボールとかハンバーガーセットです。

Q:何のつてもなくその後はどうしたんですか?
家でテレビを観ているときに、「たまごクラブ」と「ひよこクラブ」のCMが流れて、「これだ!」と思ったんです。すぐにキャラクターのたまちゃんとひよちゃんのあみぐるみを作って、写真を勝手に編集部宛に郵送しました。そうしたら、2日後に電話がかかってきて、育児記事のコーナーに載せたいと言われました。その後、毛糸メーカーさんに作品の編み図を買っていただきました。残念ながら使われませんでしたが(笑)

Q:犬の作品が多いのはどうしてですか?
もともと犬好きで以前は飼っていましたし、その頃犬ブームが来ていたのが理由です。あみぐるみの本に作り方付きで載ったり、犬の雑誌から仕事をいただけるようになりました。

Q:船で持ったイメージは達成した?
2008年1月には、有限会社モックから作り方DVD付きのあみぐるみキットが発売され、8月に文化出版局から犬のあみぐるみの作り方の本を出すことになりました。これで、作家になるというイメージは達成したと思っています。ただ、あみぐるみ作家としてトップを目指しているので、これからもまだまだ頑張ります。

Q:今後の展望は?
法人を作って、本格的に活動しようと思っています。DVD付きのあみぐるみキットをたくさん出したいですね。




取材を終えて?
「物静かな人」の印象とはうらはらに、意志の強さと行動力は筋金入り。旅行中に突然作家になると決意するのもおもしろいが、ビジネスとして形にする勢いには脱帽。
作品はとてもキュートで、素人目でもクオリティが高い。会社を起こすと気合いの入っているほし☆みつきさんのこと、今後も多段式ロケットのように活躍していくに違いない。







記:柳谷智宣